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2020/01/19(日)
あたたかなもの。
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自分の目が澱んでいたり、心がやましかったりすると、周りの厚意すらほとんど悪意に映ってしまう。 あたたかなものは幻の嘘。つめたいものこそが現実。自分のその確信は、多分一生消えなくってさ。 自分だって好きで、そう育ったわけじゃない。でもどうしてか、この目は完全に濁ってしまった。 黒いオーラが隠せなくなった、と、最近思う。隠したい相手、隠す意味をも失ったというか。
救われない。勝手に望んで勝手に考えて、勝手に行動しかしていないから、何にも救われない。 失ったのは多分、自分が誰かを大事と思う心。それがないと、敵だけの世界でどう生きればいいのか。 敵しかいないよ、わかってるよ、でも誰かを大事には思いたかったんだ。自分から嫌いたくはなかった。 一方的に八つ当たりしたから、返事を見る勇気もなくなった。相手のせいと思ってるから、救われない。
嘘つき。みんな、嘘つき。いい歳してこんなことに嘆く自分が、本当にみっともなくて、悲しい。 あたたかなものは、そこかしこにあるはずなのに。違う、これじゃない、って、君は何様なのかな。
全部つめたいんだって、そう思わなきゃ、もう生きていけそうにないから。 貪欲に望み過ぎて、すこしでもあたたかでなければ、がっかりして無気力になる我が侭だから。 あたたかだと思って頑張ろうとしたら、つめたかったことに疲れたから。全部、全部冷たい、そう思いたい。 望みたくない。あたたかなものを欲しがりたくない。あたたかであることを周りに強制したくない。 自分がいなければ自分の問題は全て解決なのに。もう人を巻き込まずに済むのにね。腐った人生だ。
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