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2018/11/11(日)
涙。
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兄弟宅にいる時、よく、弟がゲームをしてるのを後ろから眺めているのですが。 「BEYOND: Two Souls」を、大体最初から最後まで見て、クライマックス近くで、あっさり涙が出た。 元々涙腺は硬い方で、大人になってから少し緩まったけど、それでも滅多に涙なぞ出ないのですが……。 心霊ものは、自分のファンタジー好きの原点なのかもしれない。ロボものはガンダムやドラえもんからで、 ハイファンタジーはFFとかFEとかなんだけど、案外、ローファンタジー畑の人間だったのかも……。
古い映画の、「ゴースト 〜ニューヨークの幻〜」が今でもトップランクに好きで、ホラーでない心霊ものや、 サイキックもの、好きなんですよね、結局……ハイファンタジーを書いても、霊魂の概念は必ず書くし。 Cシリーズでも、書いてて一番張り切ったのは、「彼岸」なんですよね。向こう側、悟りの世界との接続。 BEYOND: Two Soulsは更に、相方もの好きとしても、それはアカンなラスト。悔しい、気付きたかった。 いいなあ、あんな話書けていいなあ。Life is strangeの時も思ったけど、SFファンタジー、面白い。
日本では、大人向けファンタジーは、あやかし物の方が受けるっぽいんですよね。一般女性向けは特に。 自分は邦画より洋画が好きだし、妖怪より天使や悪魔が好きだし、そもそも日本向けでないのでは……。 天使や悪魔って、その一語に既に精神性があっていい。後は五行思想と、新約聖書がいいなーと思う。 でもどれもこれも、あまりに浅学で、かなり使い古されてもいるから、目新しいアイデアも出せそうにないし、 もうとにかく、旧来のアイデアが駄目ぽとなった今、書きたいものも書けるものも、何もないんだよな……。
はああ…………社会人になってから、新たに浮かんだネタなんて、今年頑張った探偵くらいだった……。 探偵もあちこち出してみたけど、てんで駄目だったし、自分の構成力でミステリーは限界がある……。 ラノベが書けないなら、大人向けに、ファンタジーとしても子供騙しでないものを書けなきゃなのに……。 何もかも、力が足りなさ過ぎる。それでもって、うっかり涙する程の、感情を向けられる題材がない。 やっぱり、死別。それに関係する流血、残された者の愛別離苦が、それほどの絆が、うんぬん………… これがもう、まとまらない……だって、書きたいものはもう一通り書いて、稚拙だとわかったから…………
あー…………無理…………面白いものを見る度、現実に求められるレベルと、自分の乖離を知る……
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