|
2013/02/07(木)
彼のバイオリン
|
|
|
「だが、気ままに一人で弾くときは、楽譜をとりだすことも、よく知られている曲を弾くことも、めったになかった。」
「夕方になると、肘掛椅子にもたれ、目を閉じたまま、バイオリンを膝にのせて無造作に弾奏した。」
「これは明らかにそのときどきの彼の心情を反映したのだろうが、彼が音楽の力をかりて思索をすすめようとしてるのか、それともそのときの気分や幻想を表現しようとしているのか、それは私にはわからなかった。」
「こういう一人よがりの独奏を聞かされると文句の一つも言いたくなるところだが、私に不愉快な思いをさせたことをいくらかでも埋め合わせるつもりか、いつも最後には私の好きな曲をいくつか立てつづけに弾いた」
なんだ、原作ホームズさんはけっこう気ィ遣えるじゃないか… 萌えたのでちょっとおぼえがき:=P
|
|
|