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2014/05/21(水) 夢日記
暖かくなったからか、突然日記を更新するようになりました。
けれど書くのは本当にどうでもいいと思われそうなことばかりで、申し訳ないぐらいです。
今日はもっと、とてもどうでもいいメモ。
最近よく眠れなくなって、色々な夢を見ます。
特に、人が出てくる夢を。
それをメモしたくて。

・・・
優しい目の、灰色の短い髪の白人男性。
とても体が大きくて強そうで、でも穏やかな声をしている。
彼は若い頃は戦場にいたけれど、今はいない。
性的なサディストでペドフィリアだから、誰とも付き合わない。
見る夢は酷く残酷なものばかりだけどどれも美しいと言った。
私にも見せてほしかったけれど、それは無理。
だって私は、もう死んでいるから。
この人の夢はもう、何度も見ている。
・・・
赤毛の若くて細い人。
目玉の代わりに、赤い木で出来たボールが入っている。
ちゃんと見えるって分かるけど、そもそもこっちを見ていない。
その人が見ているのは、一面の美しい緑だけ。
目の眩むような、緑と、赤。
・・・
とてもきつい匂いがする、とても広くて暗い場所。
まるでコンクリートで出来ているような体の何かがいる。
それは昔は人だったけれど、今は形を失ってしまった人。
でも、私よりずっと善い人。
・・・
若い綺麗な女の子、アジア系。
とても素敵な服を着ているのに、つまらなそう。
足の先から崩れていく。
まるで砂糖で出来ているみたいだと言われて、馬鹿にしたような顔をする。
「当たり前のことも知らなかったの」
やっぱり、彼女は砂糖で出来ている。
溶かされてしまうのに、なんでそんなに何でもないって顔をしているの。
・・・
深い黒い水が満ちている。
私はそこから、ぎりぎり首を出して立っている。
顎をひたひた水が撫でる。
気付くと目の前に、同じように立っている人がいる。
黒い髪に白い肌、濃い群青色の目。
苦しそうにしてないのは何故だろうと思ったら、顔を歪めて下を指さされた。
にやりと笑ったようにも見えるけれど、全然可笑しいわけじゃないのが分かる。
ほとんど濁った水の半透明な部分から見える下半身。
真っ白で、鱗の生えた蛇みたいだった。
下腹が美しかった。
とぷん、と潜ってどこかへ行ってしまう。
・・・
茶色い長い髪の老婆が散らかった部屋にいる。
タバコと埃と乾いた木、古い油の匂いがする。
立てた膝が乾いていて皺が深く、骨ばっている。
やっぱり骨ばった手の指の先に、真っ赤な爪。
それでこちらを指さして言う。
「あんたのせいじゃないか」
声はしわがれていて、乾いている。
・・・
鶏が沢山砂地を歩いている。
黒い長い服を着た人が立っている。
白い服を着た人が立っている。
黒い人が白い人を殺しに来たんだ。
白い人に表情は無い。
知っているけれど、知っているだけ。
諦めても諦めなくても、嘆いても嘆かなくても、殺される。
だから、その顔に何も浮かんでいない。
・・・
銃を持って隠れていた。
少し離れたところに、仲間がいる。
一緒にここまで来て、撃たれそうになって、壁に隠れた。
でももうきっと無理なんだろう。
だから飛び出して撃たれてしまいたい。
でも、あの仲間がいる。
私が飛び出すのを見たら彼もきっと飛び出す。
それは嫌だから、壁の後ろでじっとしている。
でももう、耐えられない。
彼の髪が震えているのが見える。
銃を持つ手ががたがたと揺れだす。
あ、と思う間もなく彼が壁から飛び出した。
先を越されてしまった。
おかげで私は、もう飛び出せない。
私の為にそうしたのかは、彼以外には分からない。
もう誰にも分からない。
・・・
幼い娘が駆け寄ってくる。
「パパ」
体の大きな私は強い。
彼女のことを愛している。
けれど手に持った大きな銃で、彼女の頭を狙って打った。
四分の一程砕けた頭で、やっぱり娘は笑っている。
「パパ!」
それしか言わないから、こんなに可愛いのに、殺すしかなかった。
 


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