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2013/03/22(金) 感想
アニメの「サイコ-パス」を見終わって、色々面白かったので感想など。
他に書く場所も無いですし。
見ていない方にはさっぱりだと思いますが。

そもそもテーマが面白いなと思っていて。
刑事ものや猟奇事件もの好きですし。
道徳や社会というものを、アニメにして面白くって、どうやるんだろうと思っていて。

見終わって思ったのは、まず、思ったよりも後味悪くない終わり方だったなと。
映画の「セブン」を連想しました。
殺し方が似ているからかも。
主役側と悪役側の連帯感と言うか、相互の執着。
こういうのって刑事ものではしばしばテーマになりますが、名前とか無いのでしょうか。
精神的DVみたいな、敵対的運命の王子様思想というか。
それが最後に主軸になるのもちょっと意外でした。
最後まで、主人公の女の子の方が悪役と最後に相対するのかと思っていたから。

あとはテロリズムの正当性と言うか、悪役の倫理みたいなものの扱いが面白かったなと。
悪役側をほとんど個人に限定してしまうことによって、英雄感を高くしているのかなとか感じたり。
「間違っているようなもの」に「対抗」しているものを、見る側はにどう捉えさせる意図なのかなとか。

印象に残ったのは、第一話と最終話でリンクする部分のセリフ。
「この人達は異質」だという警告句。
人の違い、その異質さの平均値と逸脱は、ずっと気になっていることなのです。
設定では人々が規格化され、そこから逸脱している人達が区別されているのですが。
これは現実味のあると言うか、こうなってもおかしくないぐらいの思いがあります。
人には、性質、持って生まれたものがある。
それは絶対的に確かです。
自分でもメンバーでもいるのですが、「なんでこの親から自分が生まれたのかな」ぐらいは結構な数の人が感じていそう。
「なんで同じ環境なのにこんなに違うのか」「どうして自分は自然に当然のことが出来ないのか」
これは、ごく身近で、現代の社会に根深い問題だと思うのです。
それは性的マイノリティから犯罪に繋がる邪悪性まで、様々で。
例えば「猫を殺したことがあるかないか」みたいなシンプルなラインで簡単に区切れるもので。
そうして大きな問題にも悩みにもなるのに、誰にも変えようがない。
実態を掴めていない。
もっと考えたい、不思議で大きな素材だと思っています。
だから、その部分のセリフはとても心に残った。
「犯罪を犯す可能性のある人は異質か」
面白いテーマです。
「犯罪を犯した人は異質か」よりも、もっとずっと、面白い。

御馳走様でしたという感じです。
 


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