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2013/03/14(木)
美醜
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この時期花粉のせいか、アレルギーが酷く。 肌にも赤みが出て荒れたり傷付いたり、ぶつぶつしたりします。
そういう時、どこかに焦りと、安堵があります。 自分の醜さが増すことへの、焦りと安堵。
嫌われたくない、死にたくないと言う気持ち。 焦りは簡単に理解出来る。 でも、安堵は。 何故自分の醜さに安堵するのか。 それは少し、分かり難いです。
歳をとることにも少し似ているし、死のことを考えるのにも近い。 実体はよく分からない。
私は綺麗になりたいと言う欲求は、人に好かれると言う目的以上にはあまり無くて。 だって、どうせ失われるものだし、自分の目にはそう入らないものだし。 第一どんな美しい形でも、自分で有る限り一心には認められない。 けれど醜くなりたい、恐れられたい、異形化したいという欲求は、割合に強いのです。 それは多分、死にたくない以上の、死を超えたいと言う気持ち。 死を、好悪を、気にもせずに生きていく何かになりたいうという気持ち。 総じて言えば自由になりたいと言う浅はかさではないかと思うのです。
そんなこと考えもしなかった子供時代と今ならば、きっと今の方がその点については少し幸福。 醜さに安堵出来ることに、安堵している。
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