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2010/02/10(水)
怪談
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最近、よく人様の日記で怖い話を読ませて頂きます。 怖い話が好きなので、嬉しい。
自分では特に怖い目にあったことは無いです。 恐い目にはあうんですが。 金縛りとか、未だに一度もないですが気付かず寝ているだけかもしれない。
メンバーの話をどれが誰とも書かず、実話怪談風に箇条書きします。 自分で「疲れてるんだ」とか「最近寝てないから」っていう話も混じってるんですが。 でも、面白いと思ったので。 ただ友達に聞いただけの話も混ぜました。
家族が寝静まってから入浴していると、誰か洗面所(脱衣所)に入ってくる。 目を覚ましたのかもしれないと思っていると、その内に音が遠ざかって静まる。 よく思い出してもドアの開閉音が記憶にないし、寝室のドアも閉まっていた。
出そうな施設に挟まれた森林に向かう最中、小雨が降っている。 前を歩く人の傘の上に、絶対無いだろう形の生き物がいる。 錯覚だと思って視線を逸らし、しばらくして戻してもまだいる。 歩く場所を道の端から端へ移し、自分の位置を変えてみるがやっぱりいる。 傘から飛び降りていなくなるまで、ずっとこっちを見ていた。 ぬいぐるみかもと思ったが、道には落ちていなかった。
窓を小さくこつこつ叩かれるのだが、無視すると音が速くなる。 二階だし外には道路しかないので開けない。
部屋の床に置いてある箱と箱の間を、動く物が横切った。 アシダカ蜘蛛だと思ったが、隠れた場所を捜索する気になれない。 90cmぐらいある箱と、大体同じ高さだったから。
食事をしていると、テーブルの下でそっと足の指を握られる。 誰もいないのは知ってる。 しっとりした小さい手だったが、怖いので見ない。 見ても何もいない。
はばかりに、と思ってカーテンを閉めた。 しようという時に顔を上げると、布の隙間に小さな老人の顔があって息を飲んだ。 小さく引き絞られて下に消えた。
疲れて帰路を歩いている時、優しく肩を叩いたり抱いたり、頭を撫でる手の感触がする。 明らかに幻覚で恥ずかしいと思うので、特に誰にも言わない。 それなのに霊感が有ると述べる人から尽く、肩に纏わりつくモノを指摘される。 聞きたくないので詳細を聞かないが、今でも時々頭や肩を抱きしめられる。 綺麗な物を夢見たいのだが、それが出ると懐かしい香りを嗅ぐので無理だ。 学校の使っていない教室、古くなった工場の日向、図工の準備室、そういう匂い。 幼い頃の自分の様な気がして、それを考えるととても怖い。 だって昔はいて今はいないのだから、幽霊にもなるんだろう。
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