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2010/10/24(日)
陰賛パーティー
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ハロウィンパーティーがしたいです。 暗い怖いパーティーがしたい。
学生時代の、アングラなパーティーの記憶があります。 ライブハウスの狭い空間の中が真黒で極彩色で、暗くて眩しくて。 煩くて、時々妙に静かで。 皆が皆がおかしな格好をして、性別も人種も年齢も分からない人もいっぱいいて。 空気が冷たさと熱さと何か分からない匂いで混ざっていて。 お人形みたいな女の子や、拘束具を装着したバンドが舞台にいた。 時々殴られる人や泣いている人もいるのに、その隣で大笑いしていても何もおかしくなかった。 背の高いピエロっぽい何かが飴をばらまき、投げつけてくる。 時々ドリンクコインやコンドーム、鍵やリングが混じってるそうだ。 知らない人に引っ掻かれた。 知ってるかもしれない人に引き倒された。 外に出たら夜の空気が冷たくて、会場よりもうんと甘ったるい飴みたいな匂いで。
若者だからかもしれないけれど、あの空気は良かった。 乱暴で陰惨で派手でいい加減で、でも明るくて。 風船みたいに軽くて立ち直りが早い。 中身は空っぽなんだけど。 ああいう意味の無い、でもずれた空気はとても希少だと思う。 今の私に参加資格を手に入れる度胸はないけれど、あれはもっと行きたかったな。 痛い思いをするんだろうけど。
自分が明るくないから、暗さの中が楽に感じる。 暗い楽しさを味わいたい。
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