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2010/01/21(木)
訪問者
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御客様は神様です、ってい言葉、あれ誰の言葉なんでしょう。 イメージ的には、正しい様に感じます。
‘尋ねてくるもの’がいる。 それは外から内に来るもので、自分とは別の場所から訪れる。 つまり自分とは別、場所も別、絶対的に「別」の何かなわけで。 神様とは、そういうもののような気がします。 自分達とは別、違う、「だから、」成立する存在。 上とか下とかではなく、絶対的な他者なんじゃないだろうかと。 その他者が「様」付けで敬われる、そこに民俗信仰における神様の神髄があるような気さえしてきます。
日本の文化習俗を勉強していて、昔から残るお祭りを知るのが好きでした。 神様も、形があったり無かったり、妖怪どころか鬼や悪魔でしかなかったり。 或いは、人間と全く変わり無かったり。 ばらばらなのに、皆「神様」と呼ばれている。 そして何だかんだで生活に組み込まれ、祀られ、祭られ。
動物の様に山にいて、それが海に降りてきたりする。 それを形式的にお餅として焼いて皆で食べちゃったりする。 その感じが、大好きです。 自分達と違うものだと認識しながら、何でそんなに受け入れられるんだろう。
人間臭いというと、少し感じが違ってしまうけれど。 結婚したり不倫したり、幸せにしてやったり不幸に付き落としたり。 一方的だったり、かと思うと田舎のお年寄り並みに身近だったり。 理不尽で、多様で、個性的で。 ばらばらだからこそ、親のしつけぐらいには利用されても、社会を縛る鎖には出来ない。
好きです。 好きということを戸惑わずに言えることが、愛おしい。
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