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2009/08/14(金)
夏季休暇B
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ガード下の小さな祭り。 何となく廃墟じみた風情が有ると思う。 コンクリと提灯とのコントラストが良い。
BL読んでいたら、「男同士だから行為で痣が出来る」という表現があって。 けれどそれは、性別を問わない話だと思うし、体だけの話でもないと思う。 青春時代は、特に。
一緒にいるだけで、或いは一度会っただけで、痣の様に残ってしまう付き合いがあった。 押すと鈍く痛む程度のそれはまるで特別なことのように、最初だけは思える。 けれどいつしか数を増やし、癒えていくうちに慣れていく。 実に健康的な回復力で以て、忘れる。
思い出すと、感傷的で幸福な気分になる。 去ったことを悲しく思わないでいられるのは幸せなことだ。 同じ「かなしい」でも、「愛しい」と書いて思い浮かべられるようならば尚更。 ただ、当時の悲しみは思い出すと時々痛む。 決して嫌では無い大切な痛覚の一つだけれど。
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