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2009/07/13(月)
離反
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私はいつか本当に、本当に、手術を受けるかもしれない。 所謂性転換というような。
女性に生まれたことには、心から感謝している。 それは本当に、何度選びなおしても捨てたくない奇跡だった。
ただ、男性に生まれなかったのが残念だ。 心から、本気で。
そんなことどうして思うんだと言われても、分からない。 でも今まで生きてきて、この歳になって、やっぱりそうとしか言いようがない。 女に生まれて、かつ男に生まれたかった。 それが出来ないのなら、どちらでもないものに生まれたかった。 欲張りと言われても変態と言われても、これが自分にとって自然なことなので。 大人になって思いついたのではなく、物心付いたころからの思考なので。 なので、どうしようもない。
ホルモンとか、色々難しいのは知っている。 けれどこれから耐えきれなくなったら、具体的には二十八九。 いつか、やってしまうかもしれない。 それでも、形を弄るだけならば決して後悔しない自信はある。
ただ、今より若さを失えば、私は女から年寄りになるのだろう。 その時に、自分の体にどの程度の関心があるのかな。 大金かけて弄るほど、肉体に執着があるのかな。
こういう人間が、世の中にどれぐらいいるんだろう。 トランスのXとは違うんだろうか。
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