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2009/06/20(土)
砂
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日本人って、粒子が特殊だと思う。
言語が同じで、人種もほとんど同じで、階級や身分の意識も薄い。 国に設置した国が無く、中では近い状態の人ばかり。 宗教で争うことも無ければ、互いの色も気にしていない。 境というか、グループの様な、「固まり」がとても少ない。
だから、パーソナルスペースの狭さは何となく納得出来る。 こんなに人口の密集した都市でも犯罪は比較的少ないし、満員電車で人殺しもそうそう起きない。 行列にも静かに並ぶし、同じセールやイベントに押し寄せる。 性質として団体だと捉えられることが多い。 粒子でいえば、きっと「均質」。 ぶつかり合うことが少なく、保持力も弱いけれど、湿ると全体が硬くなる。
一方で、結構個人主義な部分も大きいのではないかなと思う。 人に見られたくない物の一位は、PCの中身だった。 インターネットは、ネットワーク。 そもそも多数の接触のはずだけれど、逆に個人の極致だと考えている人も多いはず。 脳みそみたいに閉ざしておきたいんだろう。 性的な部分だって、そんな所にしまっておいて、そこで済ませたがる人は多い。 AVやエロゲの輸出で、性的なイメージは強まったらしい。 でも、実際の行為と二次元のそれは別だろう。 むしろこんなにも脳内だけで済ませてしまいたがる民族少ないのでは。 激しく、内に内に向かうイメージがある。 領土が狭かったから順応したんじゃないかとも思うけれど、それだけとは割り切れない。
なんだか色々と書いていて、でもまとまりきらない。 考えた末に感じたことをまとめとして覚えているだけなので、人に伝達するには不向きな表現だったようだ。 読まれた方には申し訳ない。 フィーリングというやつで、ぼんやりと目を滑らせてやって下されば幸い。
バーチャルな面と波紋、仮定の成立。 そこに置かれる無造作の許容と、それでいて他を強く否定する統一。 日本庭園の、枯山水の白砂。 あれのイメージが、強いです。
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