|
2009/04/28(火)
内向限定
|
|
|
中二病の人間は嫌いじゃないし、明るくて有能な人よりは話し易い。 けれどマイノリティでも無いような人間の暗い話は面白くない。 自分の性別に迷ったことも無いなんてつまらない。 市販の雑誌をおかずに出来る奴が変態を名乗るな。 珍しくなんてないんだよと言ってしまいそうになる。 それは自分で強く体感したことだから。
日本はこんなに狭い所にこんなに沢山の人がいて、況して私は首都圏にいる。 世界八位の自殺率も当然と言えば当然。 ちなみにトップを占めるのは島国と旧ソ連、中国では女性、アメリカでは若者の自殺が多い。
周りにも自殺を試みる人夢みる人は沢山いて、実際に何人か死んだ。 止めたこともあるし、止めなかったこともある。 刺されたり落とされそうになったりしたし、自分でも色々やってみた。 悩みが大したことか些細なことかなんて、何も誰にも関係ない。 実際の話は関係なくて、その人の中だけのこと。 どれだけ事実無根の妄執が複雑に緻密に陰鬱に構成されているか。 妄想で編みあげられたその形がどれだけ綺麗で自分の気に入るか。 どのぐらいのグロテスクさが一番自分にとって気持ちが良いか。 それが重要。
ダイエットから始まる拒食症と一緒で、基本は自己満足だ。 苦しいとか辛いとかは表面的なことで、実際には一種の快楽なのが実際。 そんなこと言ったら非難されそうだけど、実体験で知っている。 痛いのは嫌だし、苦しいのも辛いのも必死で逃げる。 でも死んだと思った瞬間は本当に、気持ちが良かった。
どんなに辛いのかなんて、聞いてもそんなに面白くない。 人が百倍痛いのよりも、自分が百分の一痛い方が、辛い。 それが人間。 もっと暗い妄想を聞かせて欲しい。 もっと汚くて脆くて奥から絡み付いている、官能的な鬱を見せて欲しい。 人にどう思われるかよりも、自分がどう生きるかに必死なのがいい。 他人に対して気を回す余裕も無いのに、人に縋ってしまうのがまたいい。 そんな人のことを好きで、支えてあげたいけれどそこまでの力も無い人が側にいるとその人も好き。
死にたいけれど死ぬ余裕も無くて、死にたいぐらい辛いのもちょっと気持ちが良い。 そういう人が好きです。 自分を分析するのは好きだけど、こればかりはただの趣味だからあえてやらない。 ただ好き。 一緒にいると、不安で苦しくて切なくて虚しくて、安らぐ。
|
|
|