|
2009/02/24(火)
死生感
|
|
|
「「エイリアン」のデザイナーが設計した不気味なバー」 http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080525_alien_bar/ もっと白っぽかったら、相当に好きだった。
遅くなったが、おくりびと受賞は単純に嬉しい。 見ていないけれど。 日本の死生観は独特だし、とても美しいと思うので、評価されるととても嬉しい。 生も死も性も、悲しく見てこそ輝いて見える。 悲しい物が日常にあるのが見えてこそ、それがひどく虚しくて、美しい。 そうやって生きていると、こういう頭のおかしい幸せな人間になるんだ。 幸せ過ぎて、どうしても綺麗な人間になれない。
根が弱い人間は、苦労が少ないとすぐに腐るから駄目だね。 弱っていないし困っていないから、救いが要らない、宗教も必要としない。 人のことを拒否しないけど、許容するだけして結束はしない。 色々な問題に関心を持つけれど、悪いことにも強く反発しない。 助けを求められれば動くけれど、自己犠牲を払う気は持っていない。 何でも好きだと言えるけど、気分次第ですぐにどうでもいいと言える。 家族も友達もとても大事で、けれどどこかで諦めてる。 死にたくないとは思えるけれど、同じぐらいの強さでいつも死にたい。 生も死も身近から離れてなんかいない。 全部情報化されて俗化されて、ただの現象に引き摺り落とされているだけだ。 未知や危険や不条理や迷信こそ、おそらく必要なんだと思う。
|
|
|