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2009/02/20(金)
潤環
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肩と首の付け根から始まって、片方は耳を通り上方へ。 もう片方は背中、二の腕、腰から太ももへ回って細かく拡散していく。 その鳥肌、ひどく熱い寒気。 体の芯が無理やりに侵食され透き通る様な衝撃。 何と呼んでいいのか分からず、ただその感動と巡り合える瞬間、私が報われるのを望んでいる。 自分と言う欠損が贖われるあの感動は、一体何と言うのだろう。
死ぬ直前の人が書いた本を読んだ。 「死の直前にしか得られない平安や楽しさ」について書かれていた。 負け惜しみだなんて微塵も思わない。 一部の若い人々は、常に近い物を持っているのではないかと思う。 若年の内に既に満たされて、欠損無く、望み無く、足りている。 まるで余生の様に、穏やかに或いは苛烈に人生を生きている。 そういう人達の、鋭く乾いて純度の高いエネルギー。 あれが眩しくて、見ていると切なくなる。 早く死んでしまいたくなる。 私も仲間に入れて欲しいと、心から思う。 そんな覇気も大人げも無く、ひたすらに曖昧なのが惜しいところ。
文字ばかりが続くと日記が重くなるので、数日置きに写真入りの日記を挟むことを心がけるようにしています。 むしろ邪魔だとか、今度は容量的に重いとか、何か有れば拍手などでお願いします。
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