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2009/02/15(日)
恋の季節
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2月6〜16日 「稲垣征次展【金色の闇】」 http://www.mariacuore.com/ 明日までの展示。
暖かくなって、嬉しい。 また寒くなるそうだけど。
春は恋の季節と言う、あれは、分かる。 身体的に人恋しくなるし、浮かれて活動的になる。 自分の中の動物的な衝動を感じる。 それが少し、グロテスクな連想に繋がる。
BLもGLも読むし、同人誌も読むし二次サイトも創作サイトも好き。 ただ恋愛ごとになると、両極単に走る。 ほのぼのして気が安らぐもの。 それは、猫や花やクラゲを楽しむのと同じ。 あとは全部、暗いものになる。 殺伐としていたり、淡々としていたり、切ない、虚しいものに。
好きというのは、恋しいというのは、とても理不尽。 飢えや乾きと同じ、どこか強制的で仕方の無いものに思える。 違う人間同士の間には、衝突も不安も嫌悪も後悔も苛立ちも、絶対に起きる。 むしろそれが大半だったり、それしかなかったりする。 それでもなお自分で捨てることが出来ないのだから、理不尽だ。
愛情というものを全部放棄してしまうと、自分のこともどうでも良くなる。 生きていこうと思ったら、何かは好きでなくてはいけない。 面倒だと思うし、いっそ死にたくなる。 これも本能の一種で、遺伝子に組み込まれたシステムだと思うから何とか納得が出来る。
嫌いなものは少し好き。 遠慮なく嫌う事が出来て、自分の心変わりを想定したりしなくてもいいのは楽だ。 だから、嫌いな物は少し好き。 でも好きな物は、いっそ憎い。 執着と言うのは好きと嫌いの両方が激しくて、面倒。
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