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2009/12/21(月)
赤毛
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イギリスで先日、ある広告が広告監視機関から警告を受けました。 理由は「赤毛が魅力的ではないと示唆していること」 広告元は否定しているそうですが。 英国では、赤毛に対する差別というものがあるそうです。
赤毛は劣性遺伝で非常に珍しく、ほとんど全てが白人です。 西ヨーロッパ辺りの他ではオーストラリアなど。 一番多いのはスコットランドで13%。 毛質は太めで、メラニン色素が少ない為に瞳や肌の色は明るくなる。 これによってそばかすが出来やすくなります。
差別の理由と考えられている理由の一つはこのそばかす。 ・赤毛の人にはそばかすやシミが出来やすい ↓ ・体質的に虚弱なイメージ ↓ ・遺伝子的に劣るという偏見 こうなるのだとか。
もう一つは異論もあるのですが、宗教的なもの。 中世の南ヨーロッパの辺りの、おそらくキリスト教なのでは。 赤という色が悪魔の色で、赤毛の子は月経中の妊娠によるものという考えがあったそうです。 なので、多淫と不道徳の象徴とされたのだとか。 何と言うとんでもない偏見。
他、赤毛と緑目の組み合わせは魔女や狼男と関係して考えられたそうです。
何故そんなに述べるかというと、私が赤毛と緑の目の組み合わせに思い入れが深いから。 どうしただか分かりませんが、特に好きな色の組み合わせというものがあります。 そのうちの一つが、暗めの赤と明るい緑。 あんなに素敵な組み合わせが差別されると思うと不思議です。 希少だというのに。
虹彩の色、髪の色で調べるととても楽しいです。 劣性遺伝とか、虹彩異色症とか、メラニン色素とか。 日本人の色も調べると奥深いですが、特に「濡烏」という言葉が好き。 美しく強く健康的な黒は、本当に好みで。 物理的な解説を読むと、より好きになります。
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