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2009/11/09(月)
昔、家制度というものがとても嫌いだった。
縛られ管理されているように感じたし、要らぬ枷だとしか思えなかった。
今はそうでもない。

大人になったからとか、文化だからとか、ではない。
自分の命の残りを考えた時、家制度はもう嫌いなものではなくなった。

人間の寿命って短い。
出来ることは少ない。
昔は今よりももっと少なかっただろう。
何か調べようとしても、本を読む為に遠出しなければいけなかったり。
そこかに行きたくても、そういう乗り物は無いか、とても困難な旅だったり。
今だって、決して多いわけではない。
大きな変化を望めば、結果を見れないうちに死ぬのも覚悟しなければならない。

自分の子供に託すのは、寿命を持つヒトという動物の一つの性質だと思う。
でも、子供だけでは、何と言うのだろう。
不安とか、寂しいとか、心細いとか、そういう何か。
例えば子供が一人だったら、その子が子を産まずに死んでしまえばもう終わり。

自分が育った場所や周囲の人、教えてもらったこと、嬉しいことや楽しいこと。
好きなものが多ければ多いほど、命の期間は儚い。
何とか好きな物、幸せな物を残したいと思うと、「家」もなかなか優れたシステムかもしれない。

今のこの社会では上手く機能しないのだろうけど、利用する価値はあると思う。
転生思想と近いかもしれない。
実際にあるかないかというよりも、信じると少し嬉しくなる。
「来世が有ったら」と思うのが、当たらないと思っても籤を買うのに似ているように。
自分が死んだあとのことに希望を持つ為の、策の様な気で見ています。
 


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