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2009/10/22(木)
モブ
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部屋を片付けたり、家事をしたり、テラスの落ち葉を掃除したり。 楽しく憂鬱で、単調だけれど嫌いではない。 日常って重い。
やりたいことを見つけられる人生は幸福です。 気付いた時には遅いと言うのは、本当に辛いと思う。 多分自分は見つけられないまま終わると思うけれど。 でも、この今の日常だってやりたいことにはかわりない。
大きな意味では、やりたいと思うことは子供の頃から同じです。 夢という言葉は嫌いなので、夢想。 例えば皆に好かれたいとか、平和に貢献したいとか。 環境を保全したいとか、とにかく嫌いな制度を改革するだとか。 そういう、出来ないと思っていても、出来たら嬉しいような、大きいこと。 多分、出来た可能性を誰でも幾つか初期に潰して生活しているようなもの。 だけど私はヒーローでは無いし、そうなれる可能性もありません。 きっと、生まれた時にはもう決まっていた。
じゃあ、やりたいことを少しでも進められる方法は何なのか。 自分に出来る限りのことで、する気にもなれることって何なのか。 結局、長く考えて出てくる、やりたくて出来そうなことは、普通のことです。 農業とか林業とか、GDPの小数点以下に関わる工業とか。 或いは子供を産んで育てるとか。 そう思い始めても、実行は未だに出来ていないですが。
皆が主人公、なんて考え嫌いです。 モブであってこそ幸福というか、半端な主人公より優秀な雑魚でありたい。 その方が物語だって面白いものになるのだし。 自分が一番、と言う、自分は嫌いだから。 好きになれるほどのものは何も持っていない人間だって知ってる。 死ぬ時に未練が少なくていいじゃない。
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