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2009/10/10(土)
主観性
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私はもっと、生み出す人間になりたかった。
政治や科学の革新なんかじゃなくていい。 もっとつまらなくても、でもとにかく人には認識される様な何か。 でも、それは思ったよりも難しいみたいだ。
せめて子供だけ産んでおこうかとも思ったけれど、それはそれで難しそう。 頑張るのは苦手だけれど、これは頑張っても思う通りにはならない。 作る動機が弱過ぎると言うのも勿論一因。 まあ、少なくとも誰もが認める繋がりでは有るし。 放り出すのも可能だしと思ったのだけど。 そんな理由で産んだって、きちんと育てればそれなりの達成感になると思って。 後悔するだけかもしれないけれど。 でも、大体は親が子供より先に死ぬ。 先に死ねば未来は絶対に分からず、だから絶望はしないだろう。 未知だと分かっていれば期待ぐらいは簡単に出来る。 自分よりも長く続くものなら何でもいいぐらいだ。 そんな私に子供が出来れば面白いし、出来なければそれはそれで正しい。
結局私は、どこかで何もかもどうでもいいと思ってしまう。 今も我慢がならないことは沢山あるけど、それでも世界は美しい。 だったら、どうでもいいじゃない。 生きてる間は頑張るし努力もするし希望も持つ。 その方が楽しいから。 でも、もうすぐ死ぬなら全部今のままでもいい。 ああ綺麗だなこれで良いって思った方が、私が幸福を感じるから。
死ぬ前に心残りが有ったら、それがきちんとしたことだったら、私は私を見直してもいい。
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