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2008/09/25(木)
流動する結晶に憧憬
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‘人のことなんてどうでもいい。’ ‘自分が自分であるのに、他の何も必要としない。’ そういう閉塞性には一種の理想に対する憧れを抱くけれど。 実現出来ても、選択はしない気がする。
どうしても、自分だけでは分からないことがある。 学問には統計も必要だから。 比較でしか分からないこともあるから。 環境を含めて定義されるモノの方が、ただの表面が繋がった個体よりもずっと大きい。 情報量が大きいのは、苦痛だけれど快感だ。
自分が生物であることから逃れられない。 それを忘れて生きていけない。 毎日死ぬことを考えている。 だからこそ、死なないもののことをよく知りたがる。 死が自分にとって何なのか、不可欠なのか、どういう影響を受けているのか知りたい。
好きな物や人に対する感情でも、同じことを突きたがる。 どこが欠けたら嫌いになるか、どの属性が抜けたら好きでなくなるか。 分割して分類して、細々考察しないと気が済まない。 それでいて、焦るばかりなのが現実だけれど。
結局、自分が好きな理由を利益以外に見つけたいだけ。 そして多分、自分自身も理由無くして愛されたい。 魂なんて信じないくせに、理由の無い感情が欲しくてたまらない。 なんて理想主義なロマンチスト。 恥ずかしくって死にたくなる。
けれど、全く無為な物に憧れずにいられることなんて出来ない。
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