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2008/09/23(火)
道筋
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「将来のことを考える」と言うのは、当り前の義務の様に言われていますが。 もっと昔の人は、一体どう将来のことを考えていたんだろう。 国の保証とか、老人ホームとか、無い時代に。 人生が80年も無いぐらいで、家で死ぬのが当然だった時代に。
今の日本には経済的に将来への備蓄の余裕が無い人が結構いるんだとか。 私も、老後の保障は何一つ有りません。 でも、これは考え方によってはチャンスなのでは。 むしろ国に頼らない老後への考え方が、出来るようになるかもしれない。
自分の生活の不安を、国のせいにしなくてもいいようになればいいのに。 そもそも、自分のことを自分だけでどうにかするしかなかったのが本来の人間。 結婚も同棲も生き残る為の必須だったからする、という人の方が多い状況。 その方が、ダレなくて良い気がする。
でもどちらにしろ、私の老後は不安だらけです。 国の保証も宛にならず、親とも離れて暮らしていて、おそらく子供も作らない。 自分一人で年をとって、どんどん不自由になって、そして死ぬ。 その死ぬ直前の辺りなんて、本当に不安で。 でも、この不安がそれなりに好きです。
今余裕があるから、と言われればそれまでだけど。 将来の自分は後悔するのかもしれないけれど。 それでも、今は楽しいし怖くはない。 死んだらさっさと燃やしてほしい。 もしくは、土に還りたい。 そういうことを考えて嫌でない自分が好き。 いつか死ぬのも楽しみな、この人生を恐れるのと同じだけ愛している。
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