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2008/08/04(月)
砂粒の個性
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まずは自分が頑張るべきなのだと、きちんと分かっている。
「自分というもの」を人から供給しようとしてしまう。 でも、そんなの自分だけのことではなくて。 魅力的な友達にこそ、欲求のままに群がってしまいたくない。
楽したいと思ってはいるけれど、好きな人達に負担をかけたい訳じゃない。 きちんと付き合いたいと、負担にならないようにと思ったら、自分と言う物は必要で。 それは好きなことをしていれば、自然と保てるものの様な気がする。 けれど、忙しくなるとすぐ怠けてしまう。 元々自信というものが無いので、持続力も低い。
確固たる自分なんて言う個性というものは無いと思っている。 少なくとも、世間で期待されているほどには。 大体の人は、決まったパターンの組み合わせで出来ている。 素材に環境や影響のパターンを重ねて、ノイズも入る。 無数にあるように見えるパターンは、最近ではむしろ減少しているのでは。 だって、皆自分の望むものをどんな環境でも手に出来る。 ネットというツールは便利過ぎて、ほとんど全員が同じ情報の入手をする。
砂粒は全て違う形だけれど、一つ一つの違いに興味を持つ人は少ない。 例えば砂金ならば磨こうという人はいても。 例えば好きなタイプの砂粒だけ集めようという人はいても。 沢山集まらなければ、「砂」としても認識してもらえない。 そういう存在であることを、誇ることは可能だ。
でも、だからこそ。 自分が友達を損なわないようにと思ったら、相手と違うパターンが必需だと思う。 認めてもらいたいと望む自分の為にも。
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