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2008/07/20(日) 逆走性の生物
一人じゃないとか、意味があるとか。
いつかはきっととか、努力すれば報われるとか。
そういう言葉が溢れている。
使うことが当然になったそれらの観念は既に飽和状態だと思う。
けれど、そんな明るい言葉ばかり。
暗さを取り払うことが必要だった時代のままの明るさになってはいないか。
今はもっと、適度に調節されるべきではないのか。

現実に立って見上げる光ならばいいけれど。
生まれた時から落ちることなく、ただ光を浴びせかけられて。
あれに届け、あれが真実。
そう言われて育つ子供は、不幸ではないだろうか。
足元を見る暇もなく自分の立場を見失い、光に向かって押し進められて。
けれど手を伸ばせばそれは、指を焼くばかりの辛いもの。
或いは、得たと勘違いさせられて失望を誤魔化され、納得させられる。
飾られた言葉程にはどれも、素晴らしいものではないのだから。

光に届かない子供は、それを自分だけの不幸と考えるだろう。
あんなに素晴らしいものがあるのに、人は皆それを持っていて当たり前なのに。
どうして自分には無いのだろうと、思い悩んでしまいはしないか。
本当は誰も手なんか届かないのが現実だと言うのに。
恋なんかそうそう起きることではないし、気分の良いものでもない。
愛なんて微塵も信じていない人間は、歩けば当たるほどに大勢いる。

恋人が欲しい、恋がしたい。
それだけに絞っても、そんなこと考えもしない人間はいて当然なのに。
性欲と孤独感と独占欲の言葉で語ろうとしただけで排斥される。
恋人がいない人間の方が多くて正常だというのに、どうしてそんなに押しつける。
痩せた方がいい、流行に敏感な方がいい、いいに決まっている。
そんなこと決められる義理は無い、迷惑だ。

汚い、醜い、浅ましい、愚かな現実だって毎日押し付けられている。
それが実際であり、自分自身であると知っている。
知ってさえいれば、その陰に逃げることだって出来る。
恋したくない、痩せたくない、そんなの心底どうでもいい。
私は今影の側を歩きたい。
昼と夜がある人生をゆっくり苦しみそして楽しみたい。
 


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