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2008/07/18(金)
妬嫉
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外を走る車から漏れる音が嫌い。 ヘッドフォンから零れる音が嫌い。 そんなに安易に自分を主張するなよ。 もっと恥じて隠れて怯えて逃げて。 自分に出来ないことをされると、嫌いなことでも少し妬む。
一人で生きている様な錯覚を持って生きるのは楽しそうだった。 けれどそれは選ばなかった。 私は自分で今の自分を選んだ。 人に気を使い、嫌われない様に努力し、捕まらないようにする生活。 それ自体には後悔が無い。 けれど、向こうを選んだ自分に対する妬みは一生消えそうにもない。 相手が自分であっても完璧な許容なんて出来ない。 他人を受け入れるのはなんて困難。 歪んだ形以外でそれをすることが出来ない。 けれど、実はこれが他のどの接し方よりも正しいと信じている。 確信しているから「歪んだ」なんて陳腐な表現が出来る。 他人に忌避されるぐらいが丁度良い。 私は何もかも私だけのものにしたい。
この季節は、体の温度よりも匂いが訴えかける季節。 例え悪いものであっても、動物の体臭が好き。 それが嫌悪感を及ぼすものであっても、ヒトが動物である証拠。見下して嘲笑いつつ愛しみたい虐めたい。
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