DaysFragments
四人が書く順番や割合はランダムです。内容は各個自由に。
毎月、一日にイベント予定等が載っています。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2008年5月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2020/05/30 遺言
2018/09/02 更新
2018/06/21 更新
2018/04/22 更新
2018/02/04 更新

直接移動: 20205 月  20189 6 4 2 1 月  201710 8 7 6 5 3 月  201612 11 10 9 8 7 6 4 2 1 月  201512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 月 

2008/05/02(金) 蔓延
痛みというのは、分かり易い感覚であると思う。
刺激が足りなくなると痛みを求める人がいるのも、分かり易いからだと思っている。
それはグロテスクな視覚の刺激や、エロティシズムでも同じこと。

立体作品をもう一つ作ろうと話していて、以前の作品の話になった。
〔SKIN〕は白い表面に縫い目と、鱗の様な網目がある。
赤っぽい変色や金属がグロテスクに見える。
でも、作り始めた本人はグロテスクだなんて思っていない。
彼女にとって、それは「植物的」な表現なのだそうだ。
その感覚は間違っていると思うけれど、稀有なことだと思う。
むしろ、簡単な刺激としては一体何を求めるのかが気になる。

彼女はクリーチャーを書くことがある。
骨と肉の混じって微妙に崩れたそれを、正直に言えばなかなかに気色が悪いと思う。
でも、それらのスケッチを見せてもらった時に、裏に走り書きが有った。
肉親を意味するような言葉だった。
本人に聞いたら、曖昧に誤魔化された。
もしかしたら、全ての人をそういう風に見ているのかもしれないと思う。
自分の姿がこうグロテスクに見られているのかと思うと、背筋がぞくりとする。
それは少し、タナトスへの好奇心に似ている。

平和の中に刺激が無いと思っている人は、きっと人生が楽しくないだろう。
実際には日常の中にも、怪我をするほど鋭くて優しい、怖い事象が満ちているのに。
 


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.