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2008/04/15(火)
感覚
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痛みや苦しみが、一枚壁の向こう側にある時。 何か刺激を感じているのに、どこかが酷く静かな時。 安心とも諦めとも違う停止が心中にある時。 安定と不安定という差の安定が不安定になる時。 音楽に気温を感じる時。 肌の表面に微細な生死を感じる時。 何も無い所に、何かが在るのを感じる時。 或いは、唐突にただただ、広大なものが自分のずっと上にあることに気付く瞬間。 その瞬間の、感触とも衝撃とも違う何か、‘感じ’を噛み締めている時。
小説を読んだり、写真を見たりする。 働いたり食べたりする。 サイトを回ったり、知らない人と触れ合おうとしてみる。 それらが全て、同じ目標、或いは欲求に従っている様な気がする。 だから、生きる意味や目的なんて考えることは無い。 いつも目の前にある目標なんて知らない。 まず見えることさえ滅多に無い様なものを求めている。 その虚しさが色として、私の人生のイメージを染め上げている。
だからそれを忘れると、私の生活は何も無いものになる。
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