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2008/04/08(火)
「パプリカ」
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「パプリカ」を見ました。
現実と、非現実。 バーチャルというのは、実に深遠なものだと思います。
他の色と比較してやっと「無色」に気付くように。 「0」という存在に気付いて数字が宇宙の様な学問になったように。 仮想の存在に気付いて初めて「現実」の存在に気付いて。 気付かなければ、全部本当だったのに。 でも気付けば弄りたくなるし、疑いたくなる。 それが楽しい。
夢は、実に豊かなファンタジーであり無作為です。 あんなに複雑なランダムの創造性を、起きている私達は持っていない。 確実に未だ個人のものであり続ける、不可侵にして脆い領域。 共用が出来たら、それはどんなに膨大な娯楽足り得るか。
現実に存在することと、それが認識されること。 実際の消費と仮定の消費。 仮定に必要な情報とエネルギー。 節約の必要性と不必要性。
もう人間は、取捨選択の時期です。 迷っていたら、決める間も無く滅びるのだと思う。 でもバーチャルというのは、ヒトを悩ませるものでもあって。 悩まないで享受することが良いとも思わせてくれない。 夢は不思議で、魅力的です。
あとは、音楽がとても良い。 言わずもがなですが。
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