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2008/04/23(水)
酩酊
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<暖かい甘さの中にある>
問題は色々有る。 だがそれに抵抗しようとする意思が、余りにも薄い。 人に対して思うけれど、自分だって同じ事。
沢山のことと、その危機を知っている。 例えば人、例えば国、例えば子供、例えば種族。 それらの為にすべきことが有る。 でも、何もしない。 誰も、何もしていない。
ならば、それでいいのではないかな。 それが運命なのかもしれない。 自分達で自分達を減らしていく。 これが、自壊の可能性なのかもしれない。
新陳代謝はいらない細胞を殺し排斥する。 増え過ぎた群れは子を作らなくなる。 多い茂った木は自らで陽を遮る。 やがて数を減らして自然にバランスを保っていく。 ヒトも動物ならば、その機能をまだ保っていられるかもしれない。 私達が減ることが必然ならば、何を守る必要があるだろう。 失いたくないものだけでいいのだから。
でも私は、失いたくないものを失う心地良さをもう知っている。 抵抗を以って味わう術を知っている。 ならば、もう本当に、何も心配することは無いように思えてくる。 ゆっくりと死ぬことは、誰でもいつでも、していることだ。
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