|
2008/04/11(金)
奇麗
|
|
|
<自分の美しさ まだ知らないの> (Beautiful World/宇多/田ヒカル)
私は、自分の美しさを知っています。
「綺麗」という意味ではなく、生物としての精緻な仕組み。 稼動し成長し老化するシステムを、美しいと思っている。
この私という精神の一部であり器であり支配者でもある肉体。 精神に比べて、如何に合理的で欠損が少ないことか。
例えサイズが小さくても、思う様に動く限りは文句など無く。 何が足りなくても何が余分でも、これは‘美しい’。 こうして私を私として支えている、そういう事を美しいと表現する。
自分であることに固執する為に。 過剰に傲慢であることを生きる支えにする為に。 私は私の体を維持している。 ある時には壊したくなるかもしれないけれど、それは許されない。 だからこそ、代わりに壊れてくれる、壊れることを望む人が常に近くにいないと生きていけない。
この体は十分な程に強く精巧で、維持するのは私の役目。 不都合が生じるならばそれは私の責任。 だからずっと自分の体を、‘美しい’と思わずにはいられない。
|
|
|
|