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2008/03/04(火)
節制
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異性に対して言葉を選べと注意された。 でも、異性だなんて思っていない。 性交渉する気も機会も無いのに、性別なんてただの分類でしかないのに。 好きな人には好きだと言う。 それは尽く曖昧なので、虚しいものだけど。 でも、好きと言う気持ちには変わりないから口から出したい。 それを言うなと言われても、よく意味が分からない。
私の為だということは分かっていて。 こんな欠陥だらけでも一応女である私には、そういう危険があることは。 でも、今までの人生全てが受動的だったから、拒否の仕方がよく分からない。 嫌なことは沢山あった。 でも治療も療法も薬も検診も、どれも嫌でも避けられなかった。 何も言わなくても次々起きることで、選択肢なんて無かった。 一つ避けても、次が起きる。 だから、何かを避ける為に自分が努力するということがよく分からない。 もしくは、自分の力で何かを避けられるということが。
自分の性行為には興味が無い。 私にとっては妊娠は病気と同じこと。 死にたくはないと、それだけは辛うじて思うけれど。 正直、されてしまうならそれで避ける気力も無い気がする。 相手を避けなかった自分を前より少し嫌いになるだけで。 抵抗して止めてもらえるならばするかもしれない。 でも、痛いのは嫌い。 痛い思いをするぐらいなら、他の無視出来る何かがいい。 そしてそれも、結局は全てどうでもいい。 一番の感情が無関心だから。 こんなに豊かに与えられているのに、私の人生には足りない物がある。 それはきっと私自身に属するものだと思っている。
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