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2008/12/30(火)
08年
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今年も明日で最後となりました。 本年も、色々と、有りました。 365日もの間、無事に過ごせたことを幸福に思います。 食べることが出来て、動くことが出来る。 美しい物を目にして、美しい音を耳にすることが出来る。 また明日に目が覚めることを信じて眠りに付くことが出来る。 何と言う幸福。 文章に起こすだけで涙が出るほどのことです。
子供の頃の自分の想像に、大人になった自分はいなかった。 大人になった今、想像の中には様々な人生の最後がある。 明日はあるかもしれないし、明日はないかもしれない。 今年は有ったけれど、来年も有るとは限らない。 病気も事故も免れられる保証なんて無い。 戦争だって起こり得るし、悪意は無くとも害意は生じる。 私は何時でも死ぬだろう。
生きていることは幸福なことです。 そう信じるのに、数冊の本が有れば十全。 TVでもネットでも、不幸な事実には事欠かない。 自分を不運な状況だと思うのは、無知でしかない。 ここには自分の手足があって、地雷を恐れずとも歩いてゆける。 発言と思想が許され、肌の色も血も責められることが無い。 幸福な状況を信じるのに、宗教なんて必要ない。 神様は感謝する為にいてくれればそれで十分。
私の脳は、すぐに傲慢になり、快楽ばかり要求したがる。 起伏に富んだこの世界から刺激をきちんと受け取って、退屈などと思わないで生きていけるよう努力したいです。 良い物にも悪い物にも、美しさだけは見つけられる。
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