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2008/12/11(木)
予感
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妙に傷付くことがある。 トラウマとは言えないが、それでもとても痛い時が。 時には大した理由の無いことで、不思議にも大打撃を受けてしまったりもする。
場所とか人とかだと出来ないが、ネットなら簡単に出来ることがある。 それがブックマーク。 あまり開かないフォルダに入れておいて、普段は忘れる。 思い出してはクリックして開いてみる。 リンク先が消えていても、名前と消えているという表示があれば十分。
繰り返しては痛んで、時間をかけて忘れる。 忘れてはもう一回訪れて、また痛くなる。 それを何度も繰り返して、その内に平気になる。 時間は良くも悪くも反応を擦り減らす。 今は冷静に見れない物も、きっといつか何とも思わなくなる。 まだ人生は何年かあるので、それを信じていられる。
放っておいて傷の治癒を待つのは嫌い。 治らないこともあるから。 後で不意打ちを受けて自分の愚かさに気付くのは嫌い。 決定打よりは、何度も小さく痛い思いをする方がずっとマシ。 好きと嫌いで打ち消し合っていけば、生活は平穏になる。 それを平穏と呼ぶのを日常だと思っている。
例えば小学校の先生には、何度も会いに行くことは出来ない。 例えば10年以上前の友達の言葉を、今本人に伝えることはしたくない。 だからいつかフラッシュバックの様なダメージを受ける気がして、余計に怖い。 剃刀で指を切ったら、傷が開いて血が滲み痛むまでの間が一番怖い。 待つのは嫌い。 待つのは怖い。
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