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2008/11/28(金)
体感
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日常と理想は違う。 その、違う部分。 どうしようもないこと、面倒だから放っておくこと。 それらを、そのままにしておけるということは何か重要なことのように思う。
最近up出来ていないのだけれど、立体の創作物の話。 どうやったら感覚をきちんと意識しておけるかが、課題なのです。 ネットに出してしまうと、また違うもの。 リアリティとはむしろ逆、現実感の必要無い場所にある大前提。 何かを触る、と聞いて、自分に指があるという前提を考える。 指で無いかもしれない。 舌や足の裏で観覧する作品が作れたら面白い。 もっと言えば、空間を作りたい。 床の感触、感覚される広さや温度、目に入る色、匂い、音、そこで何をするのかという意識。 それらが自分の手で弄れたら、とても面白いと思って。 一つの目標でもあります。
公衆トイレや学校の校舎、地下通路や階段の踊り場が好きです。 公共のものとして作られているから、その意図は機能的。 誰の場所でもない。 そこにいる人にある種のルールや緊張、感覚的なストレスを与える。 そういうものに、興味があります。
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