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2008/10/12(日)
方向性
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私はこんなにおかしいぞ、とふれまわるのは本意ではない。 それは自分で述べる時、大抵サムいものになるのだし。 上手く作り込める自信もないし、そもそもそんなに実感は無い。
ただ、この日常の狂気を。 もっと甘くて温度のあるものを、触りたい。
朝、眠い時に、人を殺してでも起きたくないと思う。 ニュースでは弱者の虐待が問題にされている。 昼、金銭上の理由で得体の知れない料理を口にする。 鳩が落ちて死んでいても何も思わない。 夜、帰り道の孤独感には親しみを感じる。 売春をしている子供を見かけるが関係は感じない。
そういう鈍い歪みが愛おしい。 ゆっくりと溶けているから実感しないけれど、一歩引いてみれば明らか。 もう元の形は無くなって、今も歪み続ける形がある。 それがどんな風に歪んだのか、どういう形にこれからなるのか。 それを眺めて、悦に入りたい。
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