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2008/01/11(金)
嗜好
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幸せな人には、興味が薄い。 私がいなくても生きていけるのなら、それでいいと思ってしまう。 嫌いな訳ではないけれど、別に関わる必要も感じない。 完結したものには手が加えられない。 干渉出来ないものには興味が無い。
悲しがっているだけの人や、不幸が楽しい人にも興味は無い。 そんな人格は、私の干渉なんて必要としていない。 利用されるのは嫌いではないけれど、もっと正しく使われたい。 私が使えないのに、私が使われるだけなんて許せない。 下手に手を出せば、無為に壊す事になるかもしれないし。 優しくなんて出来ない。
立ち直ろうとしている人や、戦おうとしている人は好き。 私が貶しても倒れない。 傷付けてもその傷が美しい。 私の怒りを、同調して受け止めてくれる人は心地良い。
傷付いて怯えた人が、一番好き。 けれど、畏縮しているだけでは駄目。 逃げ出そうと焦燥して欲しい。 傷付くまいと恐慌をきたして欲しい。 努力して努力して裏切られて失意の底にいて欲しい。 それらを全て隠して、何も無かったかのように生きていて欲しい。 露出された傷は、完成度が低ければ下劣なだけ。 隠されて仄かに見え隠れする傷の方がそそられる。 それを暴き立てて、自分の手で撫で回し掻き回すのが一番いい。
自分の優越感と愛情と残酷な気持ちと。 相手の劣等感と失望と頼りたいという甘えと。 それらが入り混じった愛情が一番好き。
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