|
2007/08/05(日)
性別
|
|
|
性別についての考えを聞かれると困る。 女だから弱者、というの観念は無くもないけれど。 でも、例え男でも自分は強くなれなかった気がする。 むしろ弱者で女だからここまで守ってもらえるのだと思えば、女で良かったのかもしれない。 多くの時間を寝ているだけで、働くことも動くことも満足に出来ないならば、女よりも男の方が肩身が狭そうに思う。
産むことも、交わることも、無縁な身体です。 卵巣があっても子宮があっても、一生子供は産めない。 あったとしてもそれは死後の話でしかない。 走ることも出来ないのだから、性交もしないかもしれない。 そもそもasexualなので性欲が無い。 関係の、少ない、話です。
下腹部に性器が突出していないことを特に何とも思わない。 私のいる場所は生殖と言うシステムの外側。 後に続かない生命の一端。 ここに今あって、いつか腐る身体です。 何も産まないし交わらないのに、身体の形など果実や花の形と変わりありません。 ただ、そうだというだけのものです。 少なくとも私にとっては。 人が私を女と見るなら、その視線は邪魔ですが半透明です。 結局はどうでもいいものでしかない。 ただこの自我を保管している脳の形状が女性であるという点では、私は今の自分に不満はありません。 凡そ一般の人々よりも、私は脳に存在を頼っているので。 身体は、あまり私を積極的に生かしてはくれないので。
|
|
|