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2007/07/04(水)
廃墟療養院
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<恐怖は熱狂を喚起する秘策でもある。 人類は常に飢え、獰猛だ。> (藤木 凛「上海幻夜・七色の万華鏡篇」)
廃墟とかに癒されたい気持ちでいっぱいです。 シュヴァンクマイエルの「ルナシー」みたいな病院が欲しい。
良いんじゃないかと思います、廃墟病院。 壁もボロボロな廃墟の個室で、最低限の物しか持ち込めなくて。 嫌なものを全て遮断して、誰とも顔を合わさないで。 ネットも携帯も禁止。 本も漫画も読めるけど、笑えるものは全部禁止。 文学は主に欝文学と古典、猟奇系を推奨。 出たければ出れるけど、外にいるのも病んだ人ばかり。 食べ物は何だか原型が分からないものしか出ない。 職員に話しかけても、徹底的に無視される。 暴れたら暗闇しか無い個室に長時間。
自主的なのに確実に軟禁される療養所。 癒されそうではないですか?
現代人には孤独と暗闇と断絶が必要だと思いますよ。 暗い所を探すのに苦労するなんて不便な。
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