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2007/06/27(水)
世間的な瑕疵
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<Nothing really matters. Anyone can see. Nothing really matters - nothing really matters to me> (QUEEN「Bohemian Rhapsody」)
写真はロンゲウィッグのザクロさん。
被害者意識が無いと加害者意識が芽生えるらしい。 所謂世間的な一つの瑕疵というもの。 それが自分に見当たらないというのはコンプレックスになるらしいです。 瑕疵ですから、本来なら見当たる方が悲劇なのですが。 一つも無いなら、それはやはりマイナスに感じられる。 プラスとマイナス、どちらも0なのはおかしいのです。 被害者であることや、汚れている部分も必要。
ならば個々の瑕疵を大事に出来るかと言うと全く無理で。 でも持っていたいという我侭。 ほんの小さな、不幸と言えるかどうか曖昧な欠点を。
例えば、父親が横暴。 例えば、私立に通えるような予算は無い。 例えば、水商売に踏み入った経験。 例えば、いじめた側に回って糾弾された。 例えば、夜中に街中で遊んでいる子供時代。 例えば、母親に責められる交友関係。 例えば、異性に対する浅はかな欲求や感心。 例えば、俗に過ぎるブランド志向。
「私、〜なんだよねー」と暴露出来るだけの失敗。 飽くまでも言い訳できる悪行。
本当にいらないのに、無ければ不都合だなんて、不便な。 加害者になれるだけの覚悟が欲しい。
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