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2007/12/03(月)
浄過
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<余計なものが 多過ぎて>
写真は試しにシルクハットを被せられたPhasma。
数日間寝込んでしまって、昨夜からやっと起きられて。
深夜一人で、入浴する。 自分の体から、病人の匂いがする。 体臭と、薬品と、寝床と、何か弱った生物特有の匂い。
その匂いでやっと、夢でなく起きていると実感する 自分が生きているのだな、と漠然と感じる。 この体が古くなり新しくなり。 細胞が活動していることを考えると、何か思う。 その、言葉に出来ない薄い膜の様な思いが、時々生じる。 刺激に対して、ただそれを受け流しているだけの感情が。
生きていると思うこと、その裏側に死があると思うこと。 生存と死亡と、どちらも望むし望まない。 両極に対して感じることが同じならば、何も思わないことに近い。
ただ、部屋に戻って敷き直された寝床に這入って。 布団に包まると少しだけ、生にも死にも感謝する。
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