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2007/11/04(日)
渇望
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<わざわざ 虚しく なりたがる> 写真は、陽光に照らされる茄子の実。
活力と活気が欲しいです。 繁茂する植物の様な、繁殖する虫の様な。 むしろ下町の商店街、小学生の休み時間。 スポーツ新聞のアダルトコーナー、低俗バラエティ。 繁雑で旺盛な、エネルギー。 綺麗で整った所には見られない、余分で邪魔なもの。 未完成でバラつきの酷い、不安定な何か。 厨二病的な、内に篭った激しい自己満足。 思春期的な、横暴で乱雑な鬱屈した反抗心。 そういうものが有ってこそ、勝てるものも有るはず。
ただ、これが日常になってしまうのが怖いのです。 満員電車の様な、倦み疲れ草臥れた倦怠。 それがエネルギーを奪ってしまうのが、怖い。 失速を嫌がる、若さとは別に。 自分が少しずつ磨り減って行ってしまうのが怖い。 それに気付いて、呆然とする、後悔する未来が怖い。 後で泣かなければいけないのが、とてもとても嫌で。
もしかしたら、特に何とも思うことがないかもしれない。 それはそれで、今の時間の自分が死んだようで怖い。
世の中には、目に見えないものまで、怖いことだらけです。
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