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2007/11/23(金) 破戒
デザフェス写真。
鈴なりの猫はペットボトルカバーだったはずです。

壊すというアプローチ、理解の仕方、或いは愛情。
必死になるとそういうものも在ると思う。

現代の人間は、皆何かに追いつきたい様に見えて。
日本人しか見えないのだけれど、若い子、特に女の子。
皆、何か見え難い物を鷲掴みにしようと前に前に手を伸ばして、探ったり破ったりしているみたいで。
多分「ヒト」と「人間」の合間にいるのを止めたいのではないかな。
自分達の立ち居地をはっきりさせる為に、彼女達は文化の曖昧な部分を解体してしまうのだと思う。
愛とか性というものは、即ち生物としての自分と後天的な堆積としての自分、即ち自分の「決められた」部分と「決めた」部分の違いであって。
つまりは自我の究極的に純粋な部分での見極め。

意思と、定められたこと、文化の結果。
‘そういう’ものを‘壊す’ことに逸早く辿り着こうとしているのは、実際に肉としてのヒトを生み出すことの出来る、それを選択するべき立場の彼女達なのだと思う。
マトリックスの様に閉じられた世界が出来るとしたら、それは多分少女が君臨する世界になるのではないかな。

個としての生物よりも群れとしての生物を優先したら、多分ヒトは蜂の様になる。
管理された生殖を、雌の形をしたヌードでプロトタイプな形状の生物が支える社会。
その時にいらなくなるのは、まず自分の様な生物だろうな。
 


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