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2007/01/20(土)
宿り木
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人が死ぬ作品が好きです。 でも、死にたいと思っている訳ではありません。 現代の日本では当たり前に身近に有るべき死が取り上げられていると思うのです。 自然に有るのだから、無くていいはずがない。
食べる動物も自分で殺さない。 病院で生まれて病院で死ぬ。 死体なんて目に付かない。 殺される心配もしない。 そんな状態では、何かの要素が不足するのでしょう。 生の裏側なら、生に必要なものなのです。 死が身近に無いことを、寂しく思います。
そんなことを書いていても、下手に死体の画像など見ると食欲を無くすのですけれどね。 全く、甘やかされて育っていると思います。 これからも、人よりもずっと守られなければ生きていけないらしいので。 人に頼らないとか、自立するとか、そんな事が考えられない。 寄生虫に親近感が沸いてきます。
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