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2006/08/28(月)
黄昏時
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この季節が、大好きです。 特に夕暮れは、季節としても時間としても黄昏時。
夏の終わりで、秋の始まりで、そのどちらでもなくて。 まだ蝉が残っていて、けれど蟋蟀も鳴き始めている。 まだ暗くはないけれど、明るくもない。 日光の中に月がうっすらと浮かんでいて。 文字は読めず、けれど道は歩ける。 ぼんやりした陰影と鮮明な輪郭の光景。
もう愛しているとしか言えません。 切ないはずなのに明るくて、笑顔になってしまいそう。 穏やかで柔らかなのに残酷で、とにかく平坦な穏やかさ。 もう自分が死んだ後の様な気分になる。
空が灰から藍鼠、濃鼠へと変わっていくその瞬間の空とか。 (http://www.colordic.org/w/)
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