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2006/06/22(木)
むいみ
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無意味なことには、人を癒す力があるのだと思います。 けれど、それは余りにも欠けてるのだと思うのですが。
吉野朔美の、カウセリングに来るお客達みたいに。 植芝理一の、学校の生徒達みたいに。 大塚英志の、岬のクリニックみたいに。 TONOの、宇宙人が侵略を始めた世界みたいに。
皆、もっと好きに無意味な事をすればいいのに。
ひらひらしたドレスや、真黒な服だけじゃなくて。 仮面を被ったり、頭に鳥を乗せたり。 ボンデージや着ぐるみやウエディングドレスで。 サーカスみたいな仮装みたいな格好をしていたらいいのに。
意味も無く旅に出たり、意味の無い本を作ってみたり。 暮らしにくい家をわざわざ作ったり、椅子を天井に置いたり。
おかしいだけの事を、真剣にやりたい。 余裕があるのだからこそ、その余裕を無駄遣いしたくない。 無意味だけれど、その無意味さに意味も必要もあるのだと思う。
言葉を覚えてから、忘れがちになっている気がします。 無意味であることは、健康な事だというのに。
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