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2006/10/10(火) 「タナトスの子供たち」
大学で体育教育の授業が有りました。
若い女の子と相当密着して触れ合える時間でした。
何かこう…素敵ですね、若さは。
癒されます。
少々自分の性的嗜好が気になってはしまいますが。

「タナトスの子供たち」を読んでいます。
ただ、気分としてはネット上の文章だと思って読んでいます。
(爆)とか入れられると本としては読み難いので…;
内容には、なかなか面白い事が沢山有りました。
テーマからして、「人は何故ヤオうのか」ですから。
オタクで心理学科学生としては読まねばなりません。

特に読み易いのは、女性としての「性」でした。
「戦いたかった少女達」の概念はよく分かります。
私も昔は、少女である事が不満でした。
映画でも、「私だったら泣いてないで灰皿で犯人を殴るのに」とか思ってましたから。
何で戦うのは、勝つのは、信頼され冒険して楽しいのは少年ばかりなんだ?と。
本当に体力だけの差なのか?女性は‘戦えない’のか?
戦えるなら弱くても数が居た方が有利なんじゃないか?
皆、少なからずそういう疑問は持って生きてきたと思います。

同一単位としての「少年」という話題も面白かったです。
男女の無い、公平で差別の無い個体同士にする為の記号。
入れ替えも選別も可能なお人形の様に遊べる人格達。
その間で表現されるのは、生物としての性愛ではない。
飽くまでも個人として認められる「理想の愛」の繰り返し。
それがパロディという形であっても、本当に重要なのはキャラじゃない。
好きなお人形を好きな舞台に置くように、「理想の愛」を具現する為の道具。

「少年」に限らず、属性というのは実に便利ですよね。
ラベルを付ける、というと差別するように感じますが実態は違います。
「オタク」「デブ」「腐」そういう名称は便利です。
オタクはオタクであって、男でも女でもない。
だから区別無くゲームや漫画を語り合える、という面があると思うのです。
まあ、オタクの場合はエロという名前で性愛が関るので微妙ですが。
差別を超えるのは、様々な差別なのかもしれません。
色々な区切りが網目の様に人間を分断したら、それは二極化を失う。
逆に平坦な、当たり前の認識の区別に変化出来るのかもしれないです。

あとは面白かったエピソード。
作者が文芸の評価をしている時に、他の男性評論家と意見が違った話。
男性に強姦されて自殺した少年の父親の復讐物語について。
彼女は「そんな事で死ぬかな?」と思ったのだそうです。
しかし「俺だったら男に犯されたら死んじゃうかもしれない」と言われる。
「男に犯される」という「死んじゃう」かもしれない体験。
それに日常的に対応しなければいけない女性の立場に思いを馳せると面白いです。
どうしても、男女の間には優劣の様な物が無くなりませんからね。
その理由の一つに性的絶頂感の視覚的確認が有る、というのも面白かったです。

まだ読み終わっていないのですが、メンバーにも是非読んで頂きたい。
あとは文中の(爆)に慣れるだけです…;
 


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