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2008/06/30(月)
定点
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人生の失敗というのは、好きな物を何一つ思いつかなかった時に自覚するものだと思うのです。 そして自分は、その意味では大分人間としての人生を失敗しつつあります。
好きなものは、あると言えば沢山ある。 でも、何とも引き換えに出来ないものはない。 とても疲れて、心の底からどうでもいいと思う様な時。 思い留まれるほどに好きな物は無い。 それは執着がないという意味ではいっそ心地良いし、綺麗だと思う。 ヒトとしては何一つ過不足無い。
けれど、人間としては、何か一つ欲しい。 例えば死ぬ時に思い浮かべると格好が付くようなもの。 自分の子供とか綺麗な風景とか、そういったもの。 今のまま生きたら死ぬ時にも、昨日読んだ本とか、服の染みとか、そういうものを思い浮かべそうです。 それはそれで悪くはない。 気持ちが良いかもしれない。
でも、その上で。 何もしなくていい時にわざわざPCを開いてソリティアを始めるぐらいの気持ちで。 何か、大切なものがあれば良いなと思います。
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