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2009/09/24(木)
土曜の夜は気合いを入れろ!
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自ら枷を外したまさやん。
奴が食べるのを躊躇する事はなくなった。
俺は呆れてもう何も言う気にはなれなかった…。
そんなまさやんが豚の如く食物をがっついている間に
ボスのDJは大盛況で終わっていた。
俺達以外のBARに来ていた客まで盛り上がらせ BARの店長に ウチでDJをやってくれないか!? と 言わせしめる程の盛り上がりだった。
これは益々俺のDJが孤立しそうな予感が…。 アニソンと歌謡曲、俺好み満載の選曲しかできないのでは…。
まぁ今さら他に曲を持ってきてないのだからしょうがない。
どんな曲をかけても、客が無反応だったとしても! 己を信じ、そのスタイルを貫き通す強い精神力が必要だ!
その為には呑むしかない! 酔って羞恥心を捨てるのだ!
俺は相棒のブラックニッカで喉を潤した。
ブラックニッカが俺の五臓六腑を駆巡る。
程よい酔いが俺を包む。
その頃まさやんはモシャモシャとフードを食い漁っている。
一応気にしてはいるのか、食う前は俺達を確認し誰も見ていなければものすごい勢いで食らうのだ!
だがまさやん! この狭いBARの中で俺達にわからない訳がないだろう!
まさやんに問いたい。 ヘルシーはいずこへ?
するとまさやんはこう言う。
「今日は特別っス!」
でた!! それは典型的なダイエットができない人の言い訳じゃないか!!
明日からがんばろうと言うデブは明日になっても何もできないデブなのである。
できる人は思い立つと同時に行動を起こすものだ。
先程までのヘルシー志向はどうした!?
まぁ誰もが予想した通りの結果ではあるが
偉そうにダイエット論の講釈を垂れていたまさやんを思い出すと はらわたが煮え繰り返る思いだ!
そんなまさやんは ここまでガッツリ食っておきながらまだダイエットだ!と言う。
愚か者とは本当に己がわかっていないのだと 俺は伝説の男とこのまさやんに教えられた。
己の吐いた唾をのみまくる男まさやん。
この後もダイエットとは程遠い行動を起こすのだが
それはまた後程という事で。
それよりも今は俺のDJの方が大問題である!
今はBARの店長らしき人がスピンしている。
これまた渋い選曲で俺のDJとは正反対だ。
これまた俺のDJが際立つ。 まぁしょうがない!
俺は俺だ! これが俺のDJなのだ!
つづく
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