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2009/05/29(金)
伝説の男
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嘘をつかないと誓った伝説の男。
その昔、嘘をついた伝説の男に皆がブチギレた事があった。
その時奴はその場を切り抜ける為に
「二度と嘘はつきません!今後嘘をついたら如何なる罰でも受けます!」
と心にもない事を勝手に誓いをたてたのだ。
だが昔から伝説の男をまったく信用していなかった俺。
その場限りで逃げさせない為に罰則をしっかりと決め しかも誓約書を書かせる事にした。
やり過ぎだと思う人もいるかもしれないが こうでもしないとこの男は簡単に人を裏切るのだ。
とりあえず金を絡ませるとがんばる伝説の男。
俺「じゃあこれから先、嘘をつく度に5万円払ってもらうからな!」
伝「嫌だよ!そんなの無理!払えないよ!」
俺「なんでやねん!お前が嘘つかんかったら払わんでええんやで。 それができんって事は嘘つくって言ってる様なもんやんけ!」
伝「嘘はつかないけど、5万円は払えないよ!」
俺「どういう事やねん!嘘つかんなら別にいいやんけ! 嘘つかんかったら5万払わんでええねんから。」
伝「なんで〜なんでこんな事するの!」
俺「あぁ〜!こうでもせなお前は簡単に裏切るやろ!」
この一言で伝説の男は黙ってしまった。
そして一回の嘘に5万円という理不尽な罰則が決まった。
だがこんな罰則を決めても伝説の男には意味がなかった…。 何しろ奴が嘘をつかなかった期間はたったの一週間だった。
実際金を奪う気はなかった俺。
その後金を奪わずに伝説の男を放置していた。
すると再び嘘をつきまくる伝説の男!
どうやら優しくしすぎた様だ。 こいつにはやはり罰を与えねばならないみたいだな。
今回のこの嘘は見逃す事はできん!
「お前約束覚えてるよな〜たしか嘘ついたら5万やったよな〜。」
伝説の男の動きが止まった。
「今日だけで軽く20万はいってんで〜。払えんの?」
これを聞いた伝説の男泣きそうな顔でこう言った。
「勘弁してください。」
またかい! 何かあれば勘弁してくれと言う。
そう言えば済むと思ってやがる!
ここで勘弁すると 三日間程度で何もなかったかの様にいつもの伝説の男へ戻るだけだ。
なので今日という今日は勘弁しない!
勘弁しないといっても実際金を取る訳ではない。
奴の嫌がる事をやらせればいいのだ!
ふっふっふ。 それには打って付けの罰があるのだ!
つづく
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