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2009/04/30(木)
伝説の男
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伝説の男には彼女がいる。
誰も信じてくれないが本当にいるのだ。
非難を覚悟で言わせてもらうが かなりきびしい感じの人なのだ。 容姿も性格も。
まぁだからこそ伝説の男なんぞと付き合っているんだろうが。
とにかくプライドの高い伝説の男 彼女には借金の事など全く話していないらしい。
だが誰か私生活で奴を止める者がいなければ 仕事が終わった後にあの男は何をしでかすかわかったものではない!
今回親が入院中という事で言う事が出来ないのなら 肉親の次に近い存在の彼女にすべてを知ってもらうしかないではないか!
普段から彼女に叱ってもらい無駄遣いをセーブしてもらおう。
だが伝説の男は自分では彼女に言えないと言う。
常日頃、彼女に偉そうにしてる伝説の男。 そんな弱味は見せれないのであろう。
そして何故か俺に伝えてほしい!と頼み込んできた!
一体どういう訳だ?
その時はあまり深く考えず
俺が言ってもいいのならパチンコだけではなく デリヘル、風俗の事まで洗いざらいブチまけてやる!!
何て思っていた。
だがこれは伝説の男の巧妙な作戦であった!
それがわかるのはもう少し後の話だ。
とりあえずは伝説の男の彼女へとメールを送る。
奴の素行、借金がある事、その借金が出来上がった理由。 風俗、デリヘルをやりまくっている事。
伝説の男が借金を返す気はあるが自分1人では返せないと言っているので 彼女さんも力を貸してあげてほしい!
という様な内容を 熱き思いでメールに認め俺は送信ボタンを押した。
メールは伝説の男の彼女の携帯へと飛び立っていった。
後は伝説の男次第である。
家に帰り怒れる彼女をなだめ、借金返済の味方にしなければならない!
風俗、デリヘルに行きまくっている伝説の男。
最悪の場合は破局という可能性もある。
となっても俺に責任はない! 俺に変わりに伝えてほしいと言ったのは伝説の男である。
文句を言われる筋合は無い!
がんばって修羅場をくぐり抜けてこい!
元々すべては自分で蒔いた種なのだ!
次の日奴がどんな顔でやってくるのか?
今から楽しみでしかたない!
今も泣きそうな顔の伝説の男…と思っていたが案外余裕な顔の伝説の男。
何か良案があるという。
だがその良案が後にまた俺達の怒りを買うのである。
つづく
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